コーヒー初心者のわたしはフレンチプレスと、ハンドドリップどっちが良いの?
こんにちはコーヒーマイスターのモフです。
今回はこのような悩みに答えていきます。
ドリップを始めるとき一番最初に悩む問題。
フレンチプレスが良いのか、ハンドドリップが良いのか???
- どちらが簡単に抽出できるのか?
- どちらが安く始められるのか?
- 味はどちらが美味しいのか?
大丈夫!気になる点が今回の記事を読めばわかります。
フレンチプレスとハンドドリップともに実際に抽出した経験をもとにお伝えします。
筆者は、コーヒーマイスターの資格を保持し、コーヒー全般の知識を有しています。
それでははじめていきましょう。
1.フレンチプレスとハンドドリップを比較
フレンチプレスとハンドドリップを8項目で比較します。
抽出方式 | 必要な道具 | 初期費用 | ランニングコスト | 抽出技術 | 抽出時間 | 味 | 片付け | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フレンチプレス | コーヒー粉に湯を浸す | フレンチプレス タイマー 温度計 クッキングスケールまたはコーヒーメジャー | 比較的安価 | 選ぶフレンチプレスにより変動簡単 | 4分 | 2杯同じ味のコーヒーをいれやすい | しっかりした濃い味面倒 | |
ハンドドリップ | コーヒー粉の層に湯を通過させる | ポット サーバー ドリッパー ドリップペーパー タイマー 温度計 クッキングスケールまたはコーヒーメジャー | 比較的高価 | 選ぶドリッパーにより変動コーヒー豆+ペーパー代 | 練習が必要 | 3分~3分30秒 | 2杯ドリッパーの形状や、注ぎ方によって変化 | 簡単 |
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1.1 抽出方式の違い
フレンチプレスとハンドドリップの一番大きな違いを言います。
- フレンチプレス:粉に湯を浸してコーヒーの成分を抽出する
- ハンドドリップ:粉の層をお湯を通過させて抽出する
方式が違うために、道具、手順、時間、味がかわります。
1.2 必要な道具
必要な道具を見ていきましょう。
1.2.1 フレンチプレスで湯にコーヒー粉を浸す
コーヒー粉を湯に浸す道具がフレンチプレスです。
フレンチプレスは、粉を湯に4分ほど浸します。
抽出できたら、プランジャーと呼ばれるフィルターくっついた棒を押し下げて、抽出したコーヒーとコーヒーの粉を分離。
その後、カップに注ぎます。
1.2.2 ポット、ドリッパー、サーバーでコーヒー粉の層に湯を通す
ハンドドリップは粉の層に湯を通して抽出します。
ドリッパーにコーヒー粉の層つくります。
コーヒーポットで湯をそそぎます。
コーヒー粉の層を通過したコーヒーをサーバーで受けます。
1.3 初期費用は選ぶものにってピンキリ
必要な道具をそろえるのにいくらかかるのか見ていきましょう。
1.3.1 ドリップポットはピンキリ
写真は月兎印 ステンレスリムポット
ハンドドリップのポットは、材質、メーカーによって値段が大きくかわります。
2000円を切るようなものから、1万円を超えるようなものまで。
ドリップポットは毎回コーヒーをいれるとき、手に触れます。
実際に手に取って気に入ったものを選ぶのをお勧めします。
触ってみて、気に入ったものの中で予算にあわせて購入すると、長く使える自分にあったポットに出会えます。
わたしは、月兎のステンレススリムポットを使っています。
良いお値段しましたが、触ってみてこれしかないと思って購入。
8年間使っていますが、いまでもステンレススリムポットでコーヒーをいれるのが楽しいです。
購入して良かったです。
こちらの記事を読めば月兎印ステンレススリムポットの良かった点、残念だった点がわかります。
1.3.2 ドリッパー、サーバーはセットで購入すると間違いない
ドリッパーはメーカーによって抽出原理が異なり、形が違います。
1.3.2.1 カリタかハリオを多くの人は使っている
多くの人が使っているコーヒー器具のメーカー、ハリオかカリタで選べば間違いありません。
1.3.2.1.1 カリタは湯だまりに粉が浸されて抽出
カリタは注湯によって味がぶれにくいのが魅力です。
カリタのドリッパーは台形をしていて、底辺に3つの小さな穴があいています。
底辺の穴は小さいので、湯だまりができます。
湯だまりに粉が浸されて、コーヒーが抽出されます。
1.3.2.1.2 ハリオは粉の層を湯が通過して抽出
ハリオのドリッパーは円錐形で底に大きな穴があいています。
粉の層を通ったコーヒーは、穴からスムーズにサーバーに落ちます。
ハリオは注湯によって味に変化をつけられ、上級者に好まれます。
初心者の方は味がぶれにくいカリタをおすすめします。
1.3.2.2 普段いれるコーヒーの杯数でドリッパーの大きさを選ぶ
普段よくいれるコーヒーの量によって、ドリッパーの大きさを選びましょう。
カリタのドリッパーは1~2人用と2人~4人用があります。
ドリッパーと、サーバー、ペーパーがセットになっている商品を買えば間違いありません。
1.3.3 フレンチプレスはピンキリ
フレンチプレスは選ぶ大きさ、素材、メーカーによって値段が大きく違います。
2000円を切るものから、8000円を超えるものまで。
フレンチプレスは多くの人が使っているハリオかボダムを選べば間違いありません。
デザイン性を重視するのであれば、ボダムのフレンチプレス。
シンプルなデザインがお好きな方は、ハリオのフレンチプレスです。
1.4 ランニングコストはフレンチプレスが安い
フレンチプレスは、コーヒー粉があれば抽出できます。
ハンドドリップは、コーヒー粉とドリップペーパーが必要です。
ペーパーの分だけフレンチプレスのほうがランニングコストは安いです。
1.5 ハンドドリップをするなら抽出の訓練が必要
フレンチプレスは、とくに技術は必要ありません。
ハンドドリップは、注湯する湯量、速さ、粉の層のどこにお湯をかけるかによって、味が変化します。
安定して同じ味に抽出するためには、訓練が必要です。
1.6 抽出時間はハンドドリップが短い
フレンチプレスは粉に湯を4分ほど浸して抽出します。
ハンドドリップは粉の層に3分から3分30秒ほどかけて注ぎます。
ハンドドリップのほうが短い時間で抽出できます。
1.7 フレンチプレスはしっかりとした味のコーヒーをいれやすい
味の違いを見ていきましょう。
1.7.1 フレンチプレスの味
フレンチプレスは、豆の味がストレートにコーヒーにでます。
粉を湯に浸すので、濃いめにしっかりとした味にはいります。
プランジャーを押し込むだけなので、何度いれても同じ味にいれられます。
1.7.2 ハンドドリップの味
ハンドドリップは、注湯によって味を調整できます。
同じ注ぎ方ができるように訓練しなければ、いれるたびにコーヒーの味がぶれます。
粉の層を通過させて抽出しているので、さらっとした味になりやすいです。
1.8 片付け
フレンチプレスは、抽出したあとの粉の掃除が大変です。
粉はシンクに流すと、つまりの原因になります。
わたしは、クッキングシートでこして、捨てています。
一方、ハンドドリップは、ドリップペーパーごと抽出したコーヒー粉を捨てられてます。
片付けは、ハンドドリップのほうが手軽です。
フレンチプレスの底が取り外せて、粉が片付けやすいフレンチプレスもあります。
2. フレンチプレスが初心者にはおすすめ
初心者のかたには、フレンチプレスをおすすめします。
フレンチプレスは、しっかりとした味のコーヒーが安定していれやすいです。
ハンドドリップでは、思い通りの味に抽出するまでに時間がかかります。
コーヒー熱が冷めて、ドリップが嫌いになってしまうのはもったいないです。
フレンチプレスで豆本来の味がわかってから、ハンドドリップに挑戦して自分好みの味を探求していくのが、わたしのおすすめです。
3. まとめ
フレンチプレスとハンドドリップを8つの項目で比較してきました。
ここまで読んでいただいた方は、フレンチプレスとハンドドリップの違いがわかりましたね。
初心者のかたには、フレンチプレスをおすすめします。
ぜひ、フレンチプレスでドリップをはじめてみてください。
以上、フレンチプレスとハンドドリップどっちが良い?8項目で比較した結果を発表でした。
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