コーヒーをいれるときにできる泡、あれは何?
灰汁?
こんにちは、コーヒーマイスターのモフです。
今回はこのようなお悩みに答えていきます。
コーヒーの粉にお湯を注ぐと出てくる泡。
コーヒー豆によって、多く出るものもあれば、あまり出ないものも。
この記事を読めばコーヒーにできる泡の正体がわかります。
筆者は、コーヒーマイスターの資格を保持し、コーヒー全般の知識を有しています。
それでは、はじめていきましょう。
1.コーヒーにできる泡の正体は二酸化炭素
コーヒーにできる泡の正体は二酸化炭素です。
二酸化炭素がコーヒーの表面に小さな気泡としてあらわれたものです。
コーヒー豆を焙煎すると、生豆に含まれる、さまざまな成分が化学反応を起こして分解されます。
コーヒーは生豆の状態では、少し青臭いにおいです。
焙煎によってつくられる、コーヒーらしい苦みや香り。
焙煎過程で、コーヒー豆の成分を構成している炭素原子(C)が、空気中の酸素(O2)と結びついて二酸化炭素(CO2)ができるのです。
2.コーヒーにできる泡は新鮮なコーヒーの証拠
新鮮なコーヒー豆 | 新鮮でないコーヒー豆 | |
---|---|---|
泡の出方 | 多い | 少ない |
焙煎時につくられた二酸化炭素は、時間の経過とともに空気中に放出されていきます。
コーヒー粉にお湯を注いで泡が出るのは、焙煎からの経過時間が短い証拠。
新鮮な豆でいれるコーヒーは香りが豊かです。
2.1 浅煎りの豆は新鮮でもあまり泡がでない
浅煎り | 深煎り | |
---|---|---|
泡の出方 | 少ない | 多い |
新鮮なコーヒー豆からは泡がよくでる。
とはいえ、泡がでないからといって、新鮮でないコーヒー豆とは、いえません。
焙煎が浅いコーヒー豆は、あまり泡がでません。
コーヒー豆の焙煎が進んでいく過程で、空気中の酸素とコーヒー豆の炭素が結合して、二酸化炭素ができます。
焙煎時間が短い、浅煎りのコーヒーからは、あまり泡がでないのです。
2.2 焙煎から1か月以内がおいしくいただける目安
二酸化炭素が豆から放出される際に、焙煎によってつくられた香りも放出されます。
新鮮なコーヒー豆ほど、香りが良く、おいしいです。
焙煎から1か月程度で飲み切るとおいしくいただけます。
3. 発生した二酸化炭素で袋が破裂しないようにバルブがついている
二酸化炭素が豆から出ているなら、袋が破裂しないの?
袋が破裂しないように、バルブがついているものもあるよ。
新鮮なコーヒー豆から、二酸化炭素が空気中に徐々に出ています。
販売中に、袋がふくらんできて破裂してしまっては大変。
コーヒー豆の袋には、二酸化炭素を外に逃がすバルブがついているなどの工夫がされています。
4.まとめ
コーヒーの粉から出る泡の正体について説明してきました。
コーヒー豆の泡は二酸化炭素だとわかりましたね。
豆の新鮮さの目安として泡を使って、おいしいコーヒーを飲んでくださいね。
以上、コーヒーの粉からでる泡の正体は?でした。
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