カッピンをはじめたいんだけど、お手頃価格のカッピンググラスがほしい!
こんにちはコーヒーマイスターのモフです。
今回はこのようなお悩みに回答していきます。
カッピングをはじめるときに必要になる道具カッピンググラス。
カッピンググラスと同様の道具に、カッピングボウルというものもあります。
カッピンググラスと、カッピングボウルどっちが良いのだろう。
カッピングボウルは、そこそこのお値段がする。
できれば値段が安くて、品質の良いものがほしい。
わたしもカッピングをはじめるとき、カッピングボウルやカッピンググラスをいろいろ検討しました。
わたしが購入したのは、アデリアのカッピンググラス(6客2268円、楽天市場2023年6月24日調べ)。
楽天市場で2021年9月に購入しました。
今回は、アデリアカッピンググラスを購入して2年間使ってみた体験をもとに良かった点、残念だった点をお伝えします。
筆者はコーヒーマイスターの資格を保持し、コーヒー全般の知識を有しています。
また、東京都内のカッピングセミナーに通いカッピングのトレーニングを行っています。
それでは、はじめていきましょう。
カッピンググラスの必要な個数や、カッピングボウルとカッピンググラスの違いの話はいらないから、すぐにアデリアカッピンググラスのレビューが知りたいというかたは、3.アデリアカッピンググラスの良かった点からご覧ください。
1.カッピンググラスとカッピングボウルの違い
カッピンググラスと、カッピングボウルどちらでも問題なくカッピングできます。
1.1 カッピングカップに求められること
カッピングは評価するコーヒーのカップを同一条件で用意する必要があります。
SCAJ(日本スペシャリティコーヒー協会)の方法では、粉砕した粉に181ccのお湯を注ぎ、3分間放置した後、カッピングをはじめることとなっています。
カッピングのカップには、次の2点が求められます。
- 181ccの容量がある
- お湯を注いで問題ない容器である
わたしは、粉をいれた200mlのカップにすりきりまでお湯をいれてカッピングします。
用意したカップすべてを同じ条件にすれば良いので、200mlの同じカップを必要個数揃えれば問題ありません。
1.2 カッピンググラスとカッピングカップは色が違う
カッピンググラスは透明。
カッピングボウルは白色、または黒色です。
カッピングは味、香りでコーヒーを評価する方法なので、黒が初心者には良いという意見もあります。
1.3 カッピンググラスとカッピングボウルは形が違う
カッピンググラスは口が開いたグラス型。
カッピングボウルはお椀型です。
どちらでも、問題なくカッピングできます。
2.カッピンググラスはいくつ必要か?
カッピンググラスは、最低2個必要です。
カッピングでは、1種類のコーヒー豆を複数カップ用意します。
複数カップ用意すると、欠点豆がどちらかのカップに混入した場合も、他方のカップで健全な豆のコーヒーの味を評価できます。
同時に評価する種類の数だけ2個ずつカップを用意します。
たとえば、エチオピアとブラジルを比較したい場合
2種類×2カップ=4カップ
必要です。
さらに、エチオピア、ブラジル、グアテマラを比較したい場合は、
3種類×2カップ=6カップ
必要になります。
6カップ用意すると、3種類のコーヒー豆が比較できて便利です。
- 産地の違い:ブラジル、グアテマラ、エチオピア
- 焙煎度の違い:浅煎り、中煎り、深煎り
- 生産処理方式の違い:ナチュラル、パルプドナチュラル、ウォッシュド
3.アデリアカッピンググラスの良かった点
アデリアカッピンググラスの良かった点を紹介します。
3.1 リーズナブル
アデリアカッピンググラスは、リーズナブルです。
6客2268円。
類似商品と比較してみます。
品名 | 6客の価格 |
---|---|
アデリア カッピンググラス | 2268円 |
ハリオ カッピングボウル粕谷モデル | 6456円 |
オリガミ カッピングボウル Alliance for Coffee Excellence公認 | 5940円 |
アデリアカッピンググラスが一段リーズナブルです。
3.2 十分な耐熱性
アデリアカッピンググラスは、十分な耐熱性があります。
沸騰したてのお湯をそそいでも、問題ありません。
カッピングで問題なく使えます。
3.3 十分な耐久性
アデリアカッピンググラスは、十分な耐久性があります。
購入する前は、値段相応の品質かと覚悟していました。
商品が届いてみると、しっかりとした厚みがあり、十分な強度があります。
3.4 カッピングスプーンですくいやすい
口がやや広がっていて、コーヒーをカッピングスプーンですくいやすいです。
4.アデリアカッピンググラスの残念だった点
つぎに残念だった点をお伝えします。
4.1 片付けが面倒
カッピングは、粉をいれたカッピンググラスにお湯を注ぎ行います。
そのままシンクに流してしまうと、配水管が詰まってしまいます。
カッピングしたあとの、粉の処理が面倒です。
わたしは、キッチンペーパーでこして捨てています。
4.2 保管にかさばる
6客のカッピンググラスを保管する場所がキッチンに必要です。
アデリア カッピンググラスは、3個重ねると13cm、2個重ねると11cmの高さになります。
重ねると我が家の食器棚には入りませんでした。
横に並べて保管しています。
5. まとめ
アデリアカッピンググラスの良かった点、残念だった点を紹介してきました。
アデリアカッピンググラスは、リーズナブルでカッピングに十分な品質を備えていることがわかりましたね。
ぜひ、カッピンググラスを購入してカッピングをはじめてみてください。
以上、【レビュー】アデリア カッピンググラスを2年間使用してでした。
コメント