コーヒーの資格を取りたい!
コーヒーマイスターはいくらお金がかかるの?
コーヒーマイスターのモフです。
今回はこのような悩みに回答します。
コーヒーの資格、どんなものがあるのか調べ始めるといろいろな資格があって迷ってしまいますよね。
目指す資格を決めるときに取得するメリットとともに重要なのが費用だと思います。
目指す資格を決めるときメリットも大事ですけど、費用も重要ですよね。
コーヒーマイスターには大きく分けて、次の2つの費用が必要です。
費用分類 | 費用名 | 金額 | 説明 |
---|---|---|---|
資格取得費用 (4万9千円以上) | SCAJ年会費 | 1万円以上 | 会員種別により異なります。 個人会員の場合、個人会員Cが最低料金で年間1万円です。 |
コーヒーマイスター養成講座受講費用 | 3万9千円 | コーヒーマイスター認定試験を含む、講座受講費用です。 | |
資格維持費用 (1年ごとに1万円以上、さらに3年ごとに1万円) | SCAJ年会費 | 年間1万円以上 | 会員種別により異なります。 個人会員の場合、個人会員Cが最低料金で年間1万円です。 |
コーヒーマイスター更新料 | 3年ごとに1万円 | コーヒーマイスターは3年ごとに更新が必要です。 更新料は1万円です。 |
詳細を順番に説明していきます。
コーヒーマイスターは、1年ごとにSCAJの年会費、3年ごとに資格更新費がかかります。
筆者は2018年に個人会員としてSCAJに入会、コーヒーマイスター資格を取得。その後6年間資格を維持しています。
それでは、はじめていきましょう!
1.コーヒーマイスターにかかわる費用
まず、コーヒーマイスター資格取得のための費用から説明します。
1.1資格取得のための費用
コーヒーマイスター取得のためには、以下の費用が必要です。
- SCAJ年会費
- コーヒーマイスター養成講座受講費用
- エプロン代金
- 再受験費用
ひとつずつ説明しますね。
1.1.1 SCAJ年会費
コーヒーマイスター資格を取得できるのは、SCAJ(日本スペシャリティコーヒー協会)の会員のみです。
会員にならずに、資格のみを取得することはできません。
SCAJは入会費は必要ありません。年会費のみ必要です。
年会費は会員区分によって異なります。
SCAJの会員区分は大きく分けて以下の4通りあります。
- 法人会員
- 個人A会員
- 個人B会員
- 個人C会員
順に説明していきますね。
法人会員
勤めている会社がコーヒー関連の方は、会社がSCAJの会員になっている場合があります。
その方は、自分でSCAJ会員にならずに、コーヒーマイスター資格養成講座を申し込みができます。
個人A会員
コーヒー関連のお仕事をしているけれども、所属している会社がSCAJの会員になっていない場合、個人会員Aとして個人で入会する必要があります。
個人A会員の年会費は、3万円です。
個人B会員
起業予定者が1年限定で、利用できる会員区分が個人会員Bです。
個人B会員は、コーヒーマイスター養成講座を優先して受講できます。
個人B会員の年会費は2万円です。
個人C会員
コーヒー関連業に携わっていない方が利用する会員区分が個人C会員です。
個人C会員の年会費は、1万円です。
個人C会員は、コーヒーマイスター養成講座をキャンセル待ちからのスタートになり、狙ったタイミングの講座を受講できない場合があります。
私は最初個人C会員として、SCAJに入会しましたが、コーヒーマイスター養成講座のキャンセル枠が出ずに1年間受講できませんでした。個人B会員に会員区分を変更して、受講しました。
開業のタイミングが決まっている方は、最初から個人B会員での入会をおすすめします。
個人C会員だと、なかなか資格にチャレンジできないです。
1.1.2 コーヒーマイスター講座受講費用
コーヒーマイスターを取得するには、コーヒーマイスター養成講座の受講が必要です。
コーヒーマイスター養成講座は、春、秋の年2回、東京と関西で開催されます。
受講料は税込み3万9千円です。(※2024年春期開催講座の価格です。最新の価格は、SCAJ公式HPよりご確認ください。)
受講料には以下の料金が含まれています。
- テキスト
- カッピングスプーン
- 実技講習会参加料
- 認定試験受験料
順に説明していきます。
テキスト
コーヒーマイスター養成講座を申し込むと、事務局からされます。
およそ120ページのボリュームです。
認定試験は、テキストの内容から出題されるので、3か月の講座期間中にこの内容を隅々まで記憶します。
カッピングスプーン
養成講座期間中にカッピングの実技講習があります。
カッピングがはじめての方も丁寧にやり方を説明してもらえるので、心配ありませんよ。
前もってカッピングのやり方を知りたい方はこちらをどうぞ。
実技講習会参加料
カッピング実技講習会の料金もコーヒーマイスター養成講座の料金に含まれています。
認定試験受験料
認定試験は、記述式100問のテストで、60点以上が合格です。
認定試験の受験料もコーヒーマイスター養成講座の料金に含まれています。
1.1.3 エプロン代金
カッピングの実技講習の際に、エプロンを持ってくるように事務局から案内されます。
私はエプロンを持っていなかったので、Amazonで購入しました。
1.1.4 再受験費用
認定試験の合格率は70%前後です。
30%の方は残念ですが不合格となります。
再受験には1万円かかります。
テキストをきちんと勉強していれば、難しくありません。
心配ありませんよ!
1.2資格維持のための費用
頑張って資格をとったものの維持費を忘れていて、失効。
そんなことがないように、チャレンジする前に資格維持費用を理解しておきましょう。
1.2.1 SCAJ年会費
コーヒーマイスター資格を維持するためには、SCAJの会員である必要があります。
SCAJの年会費は、法人会員、個人A会員、個人B会員、個人C会員で料金が異なります。
法人会員
勤めている会社がコーヒー関連の方は、会社がSCAJの会員になっている場合があります。
この方は、ご自分でSCAJ年会費を支払う必要はありません。
個人A会員
コーヒー関連のお仕事をしているけれども、所属している会社がSCAJの会員になっていない場合が、個人会員Aです。
個人A会員の年会費は、3万円です。
個人B会員
起業予定者が1年限定で、利用できる会員区分が個人会員Bです。
個人B会員は、2年目はA会員または、C会員になる必要がります。
個人C会員
コーヒー関連業に携わっていない方が利用する会員区分が個人C会員です。
個人C会員の年会費は、1万円です。
1.2.2 コーヒーマイスター更新料
コーヒーマイスターの有効期間は3年間です。
3年ごとに更新手続きが必要になります。
更新料は、1万円です。
更新タイミングでの再審査はなく、料金を支払えば更新できます。
2.おすすめの取得タイミング
コーヒーマイスターは、維持にもお金がかかります。
そのため、コーヒーショップ開業直前での取得をおすすめです。
開業直前に個人B会員で、コーヒーマイスター養成講座を受講し、1度で合格。
この方法が費用を抑えられて、効率的です。
とはいえ、開業直前はやることが多くあり、勉強をする時間がとりずらいこともあると思います。
そこで、開業の1年くらい前から計画して、資格取得を目指すのが良いと思います。
猿田彦珈琲の大塚社長も開業直前でコーヒーマイスターを取得したそうです。
3.まとめ
コーヒーマイスターは、資格取得と資格維持にお金がかかります。
コーヒーショップ開業を目指している方、趣味で取得する方それぞれの費用をまとめます。
【コーヒーショップ開業を目指している方】
個人B会員として入会して、コーヒーショップを開業。翌年から個人A会員に変更する場合、取得費用と、維持費用は次のとおりです。
- 取得時:SCAJ年会費2万円+コーヒーマイスター養成講座受講料3万9千円
- 維持費:2年目以降SCAJ年会費3万円+資格更新料1万円(3年ごと)
【趣味で取得する方】
個人B会員として入会、コーヒーマイスター取得。翌年から個人C会員に変更する場合、取得費用と、維持費用は次のとおりです。
- 取得時:SCAJ年会費2万円+コーヒーマイスター養成講座受講料3万9千円
- 維持費:2年目以降SCAJ年会費1万円+資格更新料1万円(3年ごと)
以上、コーヒーマイスター費用はいくらかかる?でした。
※記事中の価格は、2024年秋試験募集時点(2024年6月時点)の価格です。
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